冬にもある「土用」。胃腸を休めて春を待つ時期

季節の養生

こんにちは、宮ドラッグ漢方堂です。 お正月休みが明け、ようやく日常のリズムが戻ってきた頃でしょうか。

「土用」と聞くと、夏の土用の丑の日をイメージされる方が多いかもしれませんが、実は土用は各季節の変わり目に、年に4回あります。

今年の「冬の土用」は1月17日から、立春(2月4日)の前日まで。 漢方では、この時期は「脾(ひ:胃腸)」をいたわるべき、とても大切な期間だと考えられています。

なぜ冬の終わりに胃腸を休めるの?

漢方の考え方では、土用は「次の季節へバトンタッチするための調整期間」です。 特に冬から春への変わり目は、寒さでギュッと縮こまっていた体が、少しずつ緩み始めるタイミング。

この時に胃腸が疲れていると、春に芽吹くエネルギーをうまく体に取り込めず、春先の「だるさ」「イライラ」「アレルギー症状」の原因になってしまうことがあるのです。

冬の土用に意識したい「赤い食材」

土用には、その季節のパワーを補う食べ物があります。冬の土用は干支が「未(ひつじ)」に当たり、「ひ」のつく食べ物や、赤い食べ物をいただくと縁起が良いと言われています。

・「赤い」食べ物: 小豆(あずき)、いちご、など

・「ひ」のつく食べ物: ひじき・ひらめ・ひよこ豆、など

特におすすめしたい「小豆(あずき)」の力
この時期に特におすすめしたいのが、赤い食べ物の代表格である「小豆」です。

漢方において、小豆は「余分な水分をさばく」働きがあるとされ、むくみや重だるさが気になる時の食養生にもよく用いられます。

甘さ控えめのおぜんざいや、小豆粥にして、温かくいただくのがこの時期最高の養生になります。

「ひ」のつく食材の代表、ひじきも忘れてはいけません。 ひじきの煮物などで鉄分やミネラルを補うことは、春に向けての体づくりに繋がります。

春を元気に迎えるために

土用の期間は、次の季節「春」を迎えるための準備期間です。 「ひ」と「赤」の食材を楽しみながら、少しだけ胃腸を休めてあげてください。

「最近ずっとお腹が張っている」「寒さで食欲が落ちてしまった」など、胃腸のお悩みや体調不良を感じている方は、どうぞお気軽にご相談ください。 あなたに合った漢方の知恵で、健やかな春支度をお手伝いいたします。

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