便秘薬で出ても、便秘が終わったとは限りません
便秘が続くと、市販の便秘薬を使っている方も少なくありません。
飲めば出るから助かっている、という方も多いと思います。
実際、その場で出すことが必要な時もあります。
何日も出ていない苦しさが強ければ、まず動かすことが大事なこともあります。
ただ一方で、
「また出なくなったら飲む」
「飲めば出るけれど、飲まないと出ない」
という繰り返しが長く続いている方もいます。
ここで少し考えたいのは、
「出すこと」と「便秘そのものが整うこと」は、
同じではないということです。
便秘薬で出たとしても、
なぜ出にくくなっているのかがそのままなら、
結局また元に戻りやすくなります。
漢方で考える便秘のパターン
便秘には、便が乾いて出にくいものもあれば、
熱で固まりやすいもの、
気の流れが止まって動きにくいもの、
押し出す力そのものが弱いものもあります。
つまり、同じ「出にくい」でも、中身はひとつではありません。
だから、便秘が繰り返すときには、
ただ出すことだけでなく、
なぜ出にくくなっているのか
を見る必要があります。
・乾きが強いのか。(陰血不足・津液不足)
・熱がこもっているのか。(熱)
・滞っているのか。(気滞)
・力が足りないのか。(気虚)
そこが違えば、整え方も変わってきます。
便秘薬を使うこと自体が悪いわけではありません。
けれど、ずっと同じ対処だけを繰り返していると、
慣れが生じて効かなくなることがあります。
便秘を「その場で出す問題」としてだけ見るのではなく、
「なぜ繰り返すのか」という体の側から見ていく。
そこに、少し違う整理の仕方があります。
