めまいは、「回っている」から起こるとは限りません
めまいというと、景色がぐるぐる回るような状態を思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも実際には、めまいはいつもそんなふうに出るわけではありません。
たとえば、
「ふわふわして地に足がつかない」「立ち上がったときにクラッとする」「まっすぐ歩いているつもりなのに不安定に感じる」
こうしたものも、めまいとして感じられることがあります。
つまり、めまいは 「本当に回っているから起こる」とは限らない、ということです。
人は、いくつもの感覚でバランスを取っています
人の体は、耳、目、足の裏や筋肉の感覚などを使って、
「自分が今どこで、どう傾いているか」を常に確かめています。
つまり私たちは、思っている以上に
いろいろな感覚を組み合わせて“まっすぐ”を保っている ということです。
このどこかの情報がずれたり、うまく噛み合わなくなったりすると、
その場で立っていても、
ふわっとしたり、揺れる感じが出たり、
「なんとなく変だな」というめまいとして感じることがあります。
「回るかどうか」だけでは分かりにくいことがあります
だから、めまいは
「回るか、回らないか」だけで考えると分かりにくいことがあります。
疲れた日や寝不足の日にふわふわしやすいのも、
体のバランスを保つ力が落ちているように感じやすくなるからかもしれません。
つまり、めまいは
“景色が回る異常”というより、
体が位置や傾きをうまくつかみにくくなっている感じ
として出ることもある、ということです。
めまいがあると不安になりやすいものですが、
「回っていないから違う」と切り捨てず、
ふわつき、揺れ感、クラッとする感じも含めて見てみると、
自分のめまいの見え方が少し変わってきます。
