おならが多いのは、食べすぎだけが原因とは限りません
お腹の張りというと、
「食べすぎたのかな」
「ガスがたまっているのかな」
と思う方が多いかもしれません。
もちろん、食べすぎや飲みすぎで張ることはあります。
でも実際には、おならの回数が多くてつらい、という形で困っている方も少なくありません。
しかもこの悩みは、かなり人に言いにくいものです。
お腹の不調としてはよくあるのに、恥ずかしさがあって相談しにくい。
そういう隠れた悩みになりやすいところがあります。
そして、おならが多いからといって、必ずしも
「食べすぎた」「変なものを食べた」
だけとは限らない、ということです。
お腹の中では、食べたものを消化して動かす過程で、ある程度のガスは自然に発生します。
つまり、おならそのものは特別なものではありません。
なぜおならが多くなるのか?
ガスがうまく流れにくくなったり、
腸の動きがぎこちなくなったりすると、
張りやすさや、おならの多さとして気になりやすくなります。
つまり、お腹の張りやおならの多さは、
「ガスがあること自体」というより、
「ガスや内容物がうまく流れていないこと」が関係している場合がある、ということです。
だから、食べる量がそれほど多くなくても、
お腹が張ったり、おならが増えたりすることがあります。
おならが多いと、
「自分の食べ方が悪いのかな」
「何かおかしいのかな」
と不安になりやすいですが、
実際には、胃腸の動き方や、お腹の緊張、消化のリズムの乱れが関わっていることもあります。
漢方ではどう考えるか
漢方では、こうしたお腹の張りを
食べたものがうまく下に降りていかないのか(胃気上逆・気滞)
胃腸の動きが弱っているのか(脾気虚)
緊張でお腹まわりの巡りが滞っているのか(肝脾不和)
といった見方をすることがあります。
お腹の張りは、単に苦しいだけではなく、
人前で気になる、外出先で落ち着かない、音や回数が気になる
という困り方につながりやすい不調でもあります。
だからこそ、「おならが多いだけ」と片づけるより、
お腹の中で流れが滞っていないか
という視点で見てみると、少し見え方が変わってきます。
