肌荒れについて

肌荒れは、「肌の問題」だけで終わらないことがあります

肌荒れがあると、まずスキンケアや塗り薬のことを考える方が多いと思います。
もちろん、それは大事なことです。

ただ実際には、同じように保湿をしていても落ち着く時期もあれば、
なぜか繰り返し荒れる時期もあります。

肌は、体調の影響が出やすい場所でもあります

季節の変わり目に悪化しやすい方もいれば、
疲れがたまると出やすい方、
寝不足のあとに荒れやすい方、
胃腸の調子が悪いときに肌まで不安定になる方もいます。

こういう話を聞いていると、肌荒れはただ表面の問題というより、
体の中の余裕のなさが肌に出ていることが少なくありません。

肌は外に見える場所ですが、実際にはかなり正直で、
食事、睡眠、疲労、緊張、胃腸の乱れなどの影響を受けやすいところです。

たとえば、
・甘い物や脂っこい物が続いたあとに荒れやすい。
・気を使うことが続くと、口まわりやあごに出やすい。
・乾燥する時期になると、赤みやかゆみが目立つ。
・生理前になると不安定になる。
こうした出方には、それぞれ少しずつ癖があります。

肌荒れは、外からの刺激だけでは分かりにくいことがあります

肌荒れというと、
「合わない物があったのかな」
「保湿が足りないのかな」
と外からの刺激だけで考えやすいのですが、
実際には、体の中で何がたまっているか、何が足りていないかで、肌の反応は変わってきます。

だから、肌荒れが続くときは、
塗る物を変えることだけでなく、
どんなときに悪化しやすいか
何と一緒に出やすいか
を見ておくと、少し景色が変わります。

漢方ではどう考えるか

たとえば、
・赤みが前に出るのか(血虚血熱)
・乾燥が目立つのか(血虚)
・ジュクジュクしやすいのか(湿熱)
・胃腸の乱れや疲れを伴うのか(湿熱)
・ストレスで波が出るのか(気滞・ストレス型)

こうした違いを見ていくと、
同じ「肌荒れ」でも中で起きていることはひとつではないことが分かってきます。