食後に眠くなるのは、疲れているからではないかもしれません

食養生

「ご飯を食べるとすぐ眠くなる」
「食後にどっと疲れが出る」
「昼食のあと、どうしても動けない」
こういった経験がある方は、疲れているから当然だと思っていないでしょうか。
でも中医学では、食後の眠気や疲れは、疲れの結果ではなく、胃腸の状態を見るサインと考えます。

食べることは、体にとってかなりのエネルギーを使う作業です

中医学では、食べたものからエネルギー(気)を作り出すのは、胃腸(脾胃)の仕事だと考えます。
胃腸が元気なら、食べたものをスムーズにエネルギーに変えられます。
でも胃腸が弱っていると、消化そのものに体の力を大きく使ってしまいます。

つまり、食後に眠くなるのは、
「食べることで疲れが癒された」のではなく、
「消化にエネルギーを使いすぎて、残りが少なくなっている」状態のことがあります。

「疲れているからたくさん食べる」が逆効果になることがある

疲れると、しっかり食べて回復しようとする方は多いと思います。
でも胃腸が弱っているときに量を食べると、消化にエネルギーをさらに持っていかれて、余計に疲れやすくなることがあります。
特に、揚げ物・生もの・冷たいもの・甘いものが続くと、胃腸への負担が大きくなりやすいです。

栄養があるものを食べているのに疲れが取れない、という方は、消化の負担を見直す方が先かもしれません。

胃腸が整うと、疲れの抜け方が変わります

中医学では、気(エネルギー)のおおもとは胃腸で作られると考えます。
どれだけ休んでも疲れが取れない、という状態の背景に、胃腸の弱りが関係していることがあります。
食後の眠気が強い、食べると重くなる、食欲はあるのに食べるとしんどい、という方は、
何を食べるかより、胃腸への負担を減らすことを先に意識してみてください。
疲れを取るために食べる、ではなく、
胃腸が動きやすい状態を作ることが、疲れの抜けやすさにつながります。

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