漢方を飲めば痩せる?ダイエットと漢方の本当の関係

商品の選び方

「痩せる漢方ってありますか?」
ダイエットを考えている方なら、一度は気になったことがあるかもしれません。
テレビや広告で「お腹の脂肪に」といった漢方薬を見かけると、「漢方を飲めば痩せるのでは?」と思う方もいるでしょう。
実際、肥満症に使われる漢方薬はあります。ただし、漢方でダイエットを考えるときは、単純に「痩せたいから、痩せる漢方を飲む」という話ではありません。

ダイエットの漢方といえば「防風通聖散」?

よく知られているのが防風通聖散です。「肥満症」という効能がありますが、太っている人なら誰にでも使えるわけではありません。
一般用医薬品では、体力が充実していて、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな方などが対象とされています。
「体重が増えた→じゃあ防風通聖散」ではなく、同じように体重が気になっている人でも、体の状態はかなり違うのです。

同じ「太った」でも、理由は人それぞれ

・食欲が強く、ついつい食べすぎてしまう人
・ストレスで甘いものや間食が増える人
・それほど食べていないのに、むくみや体の重さが気になる人
・胃腸が弱く、食後に眠くなったりお腹が張ったりする人
・運動する機会が減り、筋肉量が落ちてきた人
「体重が増えた」という結果は同じでも、そこまでの過程は違います。
漢方では体重の数字だけでなく、
・食欲はどうか
・便通はどうか
・冷えやむくみはあるか
・胃腸はしっかり働いているか
・睡眠はどうか
・ストレスで食べ方が変わっていないか
といったことも一緒に見ていきます。「何を飲めば痩せるか」より先に、「なぜ太りやすくなっているのか」を見るわけです。

むくみと脂肪は、同じではありません

ダイエットをしていると、どうしても体重計の数字ばかり気になります。でも、体重の変化がすべて体脂肪の変化とは限りません。
体内の水分量が変われば体重も変化しますし、筋肉量が変わることでも数字は動きます。逆に、「体重はあまり変わっていないけれど、体脂肪が減って筋肉が増えた」ということもあります。
InBodyでは、体重だけでなく体水分・筋肉量・体脂肪量などの体成分も確認できます。だから、体重だけを見て一喜一憂しないことも大切です。

漢方だけ飲んでいれば痩せる?

自分に合った漢方薬を飲めば、食事や運動を気にしなくても痩せるのでしょうか。もちろん、そういうものではありません。
肥満症の治療でも、基本になるのは食事・運動・行動療法などによる生活習慣の改善です。必要に応じて、そのうえで薬物療法などが検討されます。
漢方を使う場合も同じで、「飲んでいるから食生活は今まで通りでいい」というわけではありません。
むしろ、
・なぜ夜になると食べすぎるのか
・なぜ間食が増えるのか
・なぜ体を動かす気力が出ないのか
・なぜ胃腸の調子が安定しないのか
そうしたところまで考えてみると、ダイエットのヒントが見えてくることがあります。

「痩せる漢方」を探すより、太りやすくなった背景を見る

ダイエットというと「どうすれば体重を減らせるか」に目が向きます。体重を減らすこと自体が目的になる場合もありますが、漢方ではその数字だけでなく、
・食べすぎなのか
・便秘があるのか
・むくみが強いのか
・胃腸が弱っているのか
・ストレスで食べ方が変わっているのか
といった背景も見ていきます。だから「ダイエットに効く漢方はどれ?」という問いへの答えは、全員同じにはなりません。防風通聖散が合う人もいれば、そうではない人もいます。
漢方薬だけに頼るのではなく、食事や運動、睡眠などの日々の生活も一緒に見直していく。
「痩せる漢方を探す」より、「なぜ今、太りやすくなっているのかを考える」—それが、漢方からダイエットを考えるときの大切な視点です。

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